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転院で救急車は呼べる?料金の目安と民間救急・移送費制度をプロが徹底解説

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転院で救急車は呼べる?料金の目安と民間救急・移送費制度をプロが徹底解説

転院で救急車は呼べる?料金の目安と民間救急・移送費制度をプロが徹底解説

2026/06/04

しながわ民間救急前川です。

今回は、転院搬送が決まり移動手段について解説させていただきます。

 

 

「転院が決まったけれど、どうやって移動すればいいの?」「医療処置が必要なのに、119番の救急車は使えないと言われた……」そんな不安を抱えていませんか?

実は、転院時の移動に119番の救急車が利用できるケースは非常に限られています。病院から「民間救急」や「介護タクシー」を勧められて、本当に安全なのか、そして費用がどのくらいかかるのかで戸惑う方も少なくありません。

特に医療処置が必要な患者様を運ぶことになると、移動手段の選択はより一層重要です。民間救急なら点滴や酸素吸入といった医療を継続したまま移送でき、看護師などの専門スタッフが同乗することで安心が得られます。

本記事では、転院時に救急車を呼べる厳格な条件から、民間救急の具体的な料金相場、さらには市区町村のタクシー利用券といった負担を軽減するサポート制度まで、専門的な視点で分かりやすく解説します。患者様の状態に応じた最適な移動手段を見極めるために、ぜひ参考にしてください。

 

転院時に救急車(119番)は利用できる?知っておくべき4つの要件

転院において119番の救急車を利用することは、原則として認められていません。多くの消防署からも「緊急度が高くない転院搬送(下搬送)に救急車を使用すべきではない」という通達が出ています。これは救急車という限られた公的資源を、本当に命が危ない患者に優先配分するためです。

では、どのようなケースであれば、救急車での搬送が認められるのでしょうか。

救急車は「一刻を争う命の危険」がある場合に限られます。転院時に例外的に認められるのは、以下の4点をすべて満たす場合のみです。

 

処置の緊急性

第一に「処置の緊急性」があります。一刻を争う重症患者であり、移動中も高度な救命処置が継続的に必要な状態です。例えば、心肺蘇生中や、分単位で状態が悪化する可能性がある患者が該当します。

 

現医療機関での治療困難

第二に「現医療機関での治療困難」があります。今の病院ではこれ以上の対応ができず、即座に専門病院へ運ぶ必要がある状況です。

 

転院先の確保

第三として「転院先の確保」が必須です。転院先の病院が即時の受け入れを承諾していることが前提となります。

 

他手段の不可

第四に「他手段の不可」があります。民間救急車などでは対応できないほど容態が切迫している状態を指します。

これら4つすべてが揃う転院は、実際のところ極めてまれです。

 

医療処置がある患者が民間救急車を利用する理由

では、医療処置がある患者が民間救急車で搬送されるのはなぜでしょうか。それは「移動のタイミングを調整できるかどうか」という点にあります。

点滴や酸素吸入をしている患者様であっても、容態が重くても、移動の時間を計画的に決められるのであれば、それは医学的には「緊急」とはみなされません。病院側が民間救急サービスを勧めるのは、その患者様が「現在は容態が安定しており、適切な設備と専門スタッフが揃った民間救急であれば安全に移動できる」と医学的に判断した証拠でもあります。

むしろ、民間救急車であれば、医療機器を継続して使用したり、医師の指示に基づいた介助を専門スタッフが行ったり、家族が同乗したりといった、119番では難しい柔軟な対応が可能です。医療の継続という点において、民間救急車サービスは非常に高い専門性を持っています。

「医療処置が必要だから救急車」という単純な判断ではなく、「今この時点で、その処置がなければ命に関わるほど緊急か」という問いが、手段選択の分かれ目なのです。病院の判断を信頼し、安心して民間救急での搬送を検討してください。

 

民間救急の料金相場と費用を安く抑える「移送費」支給の条件

民間救急は公的な救急車とは異なり、利用料金が発生します。費用は実費負担が基本ですが、事前に相場を知っておくことで不安を軽減できます。

 

民間救急の料金構成

民間救急の料金は「基本運賃」「介助料」「器材使用料」の3つで構成されています。運賃は国土交通省の認可に基づき、営業所からの往復距離または所要時間のいずれか多い方が適用される仕組みです。初乗りは通常、一定距離(7.5km程度)または30分までの料金として設定されています。以降、距離が増えるごとに、または30分ごとに加算料金が発生します。

 

具体的な料金相場

具体的な料金相場を見てみましょう。

しながわ民間救急の事例では、10km圏内でストレッチャーを使用し酸素吸入を行いながら移動する場合、18,000円前後が目安となります。ただし酸素の使用量等により変動しますので、依頼時に詳細を相談することをお勧めします。

これに加えて、車内での医療的ケアのために看護師や救急救命士が同乗する場合、人件費が別途発生します。最初の1時間で数千円、以降30分ごとに加算料金が上乗せされるのが一般的です。このケースでは総額が30,000円程度になることがあります。

長距離搬送の場合、さらに高額になる可能性があります。深夜や早朝の依頼では割増料金が加算されることも多く、深夜帯(22時~5時頃)は基本料金に2割程度の割増が発生するのが標準的です。移動距離が長くなったり、複数名の乗務員が必要になったりすると、金額は大きく変わります。

見積もりを取ることの重要性

事前に見積もりを取ることが重要です。営業所に電話やfaxで患者様の状態(ストレッチャー利用の有無、酸素・吸引器などの器材使用、同乗する医療スタッフの必要性)を伝えれば、概要と金額を案内いただけます。全国の民間救急業者が対応していますので、利用を検討する際は複数社から見積もりを取得することをお勧めします。

 

 

健康保険の「移送費」が適用される条件

転院の費用について、健康保険の「移送費」という制度を耳にすることがあるかもしれません。しかし重要な前提として、転院の移送費用は原則として患者側の実費負担です。

健康保険の移送費が適用されるのは、極めて限定的なケースのみです。医師の指示により緊急でやむを得ず転院が必要になり、その転院が保険診療として適切である場合に限られます。「歩行が著しく困難である」といった条件も満たす必要があります。

「近隣の病院が満床だから遠くへ運ぶ」「家族の希望で特定の病院に転院する」といったケースでは、まず適用されません。申請を検討したい場合は、事前に主治医へ「移送が必要な理由書」を書いてもらえるか相談し、加入している保険組合や市区町村の健康保険窓口に条件を確認してください。請求方法や必要書類も窓口で案内いただけます。

 

地域独自のサポート制度

一方、市区町村が交付している「福祉タクシー利用券」や「介護タクシー割引制度」といった地域独自のサポートがあるかもしれません。事前に福祉事務所や地域包括支援センターに相談すると、利用できる制度が見つかることもあります。

 

まとめ

転院時の移動手段は、患者様の「緊急性」と「医療依存度」によって決まります。119番が使えないのは、現在の容態が落ち着いているという安心のサインでもあります。

民間救急は実費負担となりますが、安全に医療を継続できる専門のパートナーです。ストレッチャーやベッドといった車両設備、酸素などの医療機器を搭載し、専門スタッフが対応します。

まずは病院のソーシャルワーカーや民間救急業者へ、詳細な内容と費用の見積もりを含めて相談してみることをお勧めします。市区町村の福祉制度についても合わせて確認し、利用できるサポートを活用してください。

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しながわ民間救急
住所 : 東京都大田区大森北6丁目20−4
電話番号 : 090-6817-0111


東京での転院搬送にも対応

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